スポーツドリンクは一般人は避けるべし

投稿日:

産業医・リハ医のヤマコーです。個人のFacebookはこちら

暑い日が続きますね。熱中症対策は万全でしょうか?(熱中症の話は総論として別にお話します)カバンの中に500mlペットを忍ばせているあなたは気にしてますね!と言いたいところですが、それ、カロリーどれくらいですか?

もくじ

  1. 清涼飲料水はハイカロリードリンク
  2. 補水・保水はノンカロリーでデキる
  3. 補:経口補水液の問題

清涼飲料水はハイカロリードリンク

のっけからですが、このジャンルでメジャーな商品の100mlあたりのエネルギーは19〜25kcal。ちなみに潰せるペットボトルで有名になった水もフレーバー付きの商品だと19kcalくらいですね。ボトル一本、500mlに換算すると95kcal〜125kcal。これはどれくらいのカロリーなんでしょう?

  • 運動で消費するなら
    • 歩行:速度によるが25分程度
    • サイクリング:20分程度
    • 階段昇降:10〜30分
    • 軽い筋トレ:20〜30分程度
  • 食事をセーブするなら
    • 米飯:半膳〜軽めの1膳
    • バナナ:1/2〜2/3本
    • 唐揚げ:2〜3個

くらいに相当します。結構大変です。

「スポーツドリンク」という通称が示すとおり、清涼飲料水はスポーツするヒトがスポーツするときに飲めば良いんです。癖になっちゃうと甘くないものは嫌だ!になっちゃいます。(その他、清涼飲料水の多飲についてはイヤになるほどネガティブな報告が出ています:学術論文の検索結果

補水・保水はノンカロリーでデキる

もちろん水分は必要なのですが、清涼飲料水が効果的と言われるのは塩分の構成要素であるナトリウムなどのミネラルや糖分を含むことにより、体内に水分を留める効果を高めているからです(利尿作用のあるお茶や珈琲、アルコール類はこの目的には逆行しています)。このうち糖分はカロリーを含むエネルギー源ですから、飲んでロクに動かないのではカロリー収支はプラスなのです。

目的を果たすには、糖分はほぼ不要。最近は低カロリーの清涼飲料水もありますが、糖分がなくてはならないというものでもありません。飲みやすさという点でのメリットはあるのですが、それで太ってしまったら…

適度な塩分と、何より肝心要の水分があれば良いはずなのです。つまり、塩タブレットと水でよくない?ということ。長時間の野外活動などですごく汗をかきそうな場合は塩分も少し多めで良いかと思いますが、そうでない場合、つまり通勤退勤の道中で500mlペットに入っている糖分・塩分をすべて他の方法でカバーせずとも、少し意識して水を摂るので十分だと思います。

干し梅とかでも良いのですが、食べ過ぎちゃうと高血圧まっしぐらなので、注意が必要です(あと、変なイメージがついちゃうかも?)。袋に纏めて入っているものよりは、個包装のものの方が良いかもしれませんね。

補:経口補水液の問題

最近良く話題になる経口補水液にも問題があります。

ひとつは塩分が多く、慢性的な大量摂取は高血圧などを助長することが予測されること。

もう一つは味が良くなく、飲みにくいこと。用意しても飲まれないのでは水分は単なる荷物です。脱水気味のところに疲労が蓄積してくると、ダメージが出やすくなってしまうのではないかと考えます。

 

スポーツドリンクは一般人は避けるべし」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です